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Makkyのあしたっていまさ!

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てきとーにまったり。主にSTGや東方を中心としたゲーム系雑記だよ。

雅な時間 まとめ② (1~10話 補足) 後半

-雅と私、レトロスペクティブな時間- まとめ考察②後半(1~10話)

Makkyです。前回のまとめ考察①に引き続き、まとめ考察② 後半です。
初見の方、詳細を知りたい方はコチラへどうぞ → http://cysmakky.exblog.jp/17382733/

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未見の方は是非一度、1話からご鑑賞ください。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm19490699


引き続き、まとめ②の後半となります。先にまとめ②前半をご覧ください。



4.紙垂(しで)
霊夢の持っている代表的な得物。厳密には、祓い棒の先っちょにある紙の部分を指す。棒は榊の枝を使うことが一般的で、祓串(はらいぐし)などと呼ばれる。一見して明らかに木の棒なのだが、アリスの人形の持つ本物の刃物による剣戟や、チルノの氷刃にも耐えうる強靭性を秘めており、ちょっとやそっとでは折れる気配もない。さらに氷で身動きのとれなくなった史規を解放する際にもコツンと一回叩いただけで氷が砕けたことから、目には見えない霊力か何かを常に纏っているのだろう(3話より)。逆をいえばその霊力が切れてしまったときにはただの木の棒に戻ってしまうのかもしれない。剣戟にも耐えうるということは、あれ単体でも切れ味はあるのだろうか。違う巫女にそのへんをちょっと尋ねてみたところ・・・

「お話になりませぬ。かようなこと造作も無いこと。ささ、近う寄れ。その魂、喰ってやろう!」

だそうです。巫女ってこえーな。
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5.お賽銭(さいせん)
祈願成就のお礼として神や仏に奉納する金銭のこと。元は金銭ではなく幣帛や米などを供えていたとされる。賽とは「神から福を受けたのに感謝して祭る」の意味を持っており、在り来たりな食事風景を送ることのできた喜びに感謝することを忘れない霊夢の思想は想像以上に巫女さんなのである(きれいむ)。それでも尚、お賽銭が少ないことに逆上していたのは、自分自身がお金を欲しいわけではなく、周りの人の神様への感謝が足りないということへの苛立ちによるものであったと伺える。ボランティアであるなら私が巫女やってる必要ないじゃないといったところか。巫女であるという立場よりも「私は私」と自分らしさを尊重するのは、このへんからも見て取ることができて実に霊夢らしい(2話より)。
あくまでギャグ演出ではあるが、あのとき霊夢はちゃぶ台ごと賽銭箱をブチ撒けて空中へ放り投げている。普通、神社に奉納されている賽銭箱の重量は15~40kgはあるとするので、それを軽々と投げ飛ばす霊夢さんの底力は侮れない。
やっぱり巫女ってこえーな。
5円玉のやり取りがあったが、これは日本ならではの言霊による願掛けに由来。5円(=ご縁)に見立てており、あのときこれだけでいいといったのは、そもそも幻想入りなんてなければ霊夢と史規は絶対に会うことのできない二人であったことを示唆するものだと思う。ちゃっかりあそこで全部持っていく霊夢がいたならそれはそれで面白かったのだろうが、そんなことはしない。爪先から天辺まで綺麗なまでに巫女である。
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6.禊(みそぎ)
神仏に祈願する時に冷水を浴びる行為のこと。これには自分自身の犯した罪や穢れ(けがれ)を洗い流す意図が含まれており、心身を清浄する効果を持つ。重大な神事などに従う前などに行うのが通例。禊を行う際には、白装束が原則とされるが、霊夢は髪にいつもの赤いリボンを着けてこれを行っていた(2話より)。
この幻想郷では常識に囚われてはいけない。
穢れを洗い流すとはいえ、朝一番であのように艶やかな姿を見せられたら男であれば邪まな感情を抱いてしまうのは至極当然のこと。俺だってそうする。誰だってそうする。私達も初詣などで神社に参拝するときには手水で清みを行うアレも禊の一環である。ほぼ同じ意味を持つ水垢離(みずごり)、水行(すいぎょう)とも呼ばれるが、これは仏道での用語なため、神道である博麗神社においては禊が正しい。


7.西洋人形(せいようにんぎょう)
別名:赤さん人形。作中におけるオリジナルキャラクターのひとつ。上海でも蓬莱でも大江戸でもない、ただただ無機質で不気味な人形。服も着ておらず、髪の毛もない。そのため間接部分なども剥き出しとなっており、自身の背丈と同じほどの刃物と相成って、より異常性を際立てている。一見して自律しているように見えるが、それは全てアリスの繰り糸により操られており、意志は一切持たない。意志があるように思えるのはそれだけアリスが器用だということでもある。身体の概観では赤いオーラのようなものを纏っており、おそらく魔力を注入されているものと思われる。これにより宙に浮遊しているのだろうか。破壊されては出現していたため、人形の数はほぼ無限に生成されていたが、一度に操られる最大数にはある程度の限界が決まっているようだ。
アリスにとっての本気モードが上海人形を召還することでもあったため、彼(彼女?)らのような西洋人形は、あくまで小手調べ的な意味で捨て駒のように扱われた。元来、人形にも魂は宿るとされており、上海人形たちと比べると性能も劣る西洋人形達のほうが「恐ろしく」見えたのは、そういった妬みや悲愴からくるものだったのかもしれない。
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8.鳩尾(みぞおち)
「きゅうび」、「はとお」、または「水月(すいげつ)」とも。「飲んだ水が落ちるところ」という意味に由来。腹部上方中央付近の窪んだ部位のことで人体急所のひとつ。ここに衝撃を与えると激しい痛みを感じ、場合によっては呼吸困難に陥る。9話にて霊夢はアリスの鋭い蹴りをまともに喰らったにも関わらず、意識を失うことはおろか転倒すらせずに体勢を持ち直してみせた。霊夢の格好はご覧のとおり腋いっぱいおっぱいで、おへそが見えるほどの丈の短い紅白の衣を身に纏っているだけのため、確実に直接人体への負担と衝撃が走ったハズだ。しかも年頃の女性である。気絶失神は免れないのだが・・・結果として無事だった。
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これはどういうことなのだろうか。作中での描写こそなかったものの、可能性のある3つの仮説を考えてみた。

①「護符(ごふ)でカバーした」
咄嗟に護符で衝撃を最小限に抑えたのではないだろうか。アリスの人形よろしく、霊夢にとってのお札もある意味軍勢であり無制限だ。攻撃だけでなく防御にもなるお札を用意していてもおかしくはない。

②「霊力をバリアのように纏った」
天才肌の霊夢は、巫女としての力の使い道をよく知っている。緊急でノリの霊力を使い、ボムを発動してみせたのもあり、鳩尾を攻撃される瀬戸際に、その部位を一点集中で霊力の壁を発生させたのではないだろうか。これくらいあの霊夢ならやってのけそうである。

③「鳩尾部分の筋力がオリバ級」
脱いだら凄いんです。
どちらも同じ「自由人」ですし。
tokatiさん、4コマに絶対しないでくださいね。絶対。

どの説にせよ、霊夢もやはり底知れない。つくづく巫女ってこえーな。


9.幻想郷最速(げんそうきょうさいそく)
射命丸登場後、史規を救出を願う霊夢とチルノより煽られたやり取り(10話より)。幻想郷最速とはその名のとおり、高速移動を得意とする射命丸に向けられた言葉である。射命丸の種族は天狗(鴉天狗)であり、原作の書籍でも幻想郷において天狗という種族は「空を飛ぶ速度は極端に速い」と記されている。事実、史規を抱えた射命丸は瞬く間にあの空の彼方へと消えていったほど。本当はもっと速く飛べるのだろうが、さすがに怪我人を抱えているため負担のかからない程度にスピードは落としているのだと思われる。
このときのシーンに使われていたのは「レトロスペクティブ京都」のアレンジ。射命丸が「幻想郷一の速さを持つ」とされた原作、文花帖(ぶんかちょう)でのテーマ曲でもあり、同時に「レトロスペクティブ東方-雅-」の題材の元ネタでもある。さらに1話でのOP主題歌のタイトルは「あの空の彼方へ」であり、同じくしてレトロスペクティブ京都のボーカルアレンジとなっている。はじまりはおわり。おわりははじまり。こうして1部終了のシーンを上手く合わせているなど、相変らず楽曲とシナリオのリンク性による演出は素晴らしいの一言。ニクいのう。


10.アリスの真意
1部において見事な悪役を演じきったアリス。
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「如何にして霊夢への意識を変えるか?」という点において奮闘していたかのように見えるが、果たしてそれだけが彼女を動かしていたモノだったのだろうか。外来人への執拗な攻撃性の裏には何かもっと根深いものがあるのではないかと私は推測する。以前、考察内で「不思議の国のアリス」を題材にして、演出面においてを言及したが、それをより掘り下げて思い切った仮説を立ててみた。

仮説「アリスは元々外来人であった」

アリスもかつては、外の世界の住人で此度の史規のように幻想入りした外来人(人間)であったと考える。原作においては元から幻想郷の住人で元人間から魔法使いへと転生したとされるが、この作品は云わば二次創作の範疇だ。幻想入りする前と、幻想入りしてからしばらくは人間であったというアレンジが入っていても不思議ではない。当時のアリスが幻想入りしたときは、博麗の巫女という存在は確実にいただろうが、現在の霊夢ではない誰か(先代)であったとする。先代は巫女の仕事を全うすることを個としていたため、当時のアリスの幻想入りが、今回の幻想入りと同じ異変で扱われたのであれば、取る行動は自ずと「帰さない側」に立っていたはずだ。頼みの綱である博霊の巫女にまで帰さない立場に立たれると、アリスはいよいよもって帰れない。心の片隅には帰りたいと思う気持ちは誰よりも強く持っていたハズなのに。
そんな帰る気持ちは時が経つにつれ自然と薄くなっていき、ついには幻想郷の住人として残ることを選択する。そして人間であることまで捨てて、魔法使いとして転生したのではないか、と。こう考えた場合、霊夢本人と、帰ろうとする外来人への強い執着心がいよいよもって信憑性を増すのではないだろうか。

「あのときの自分は帰れなかったのに」。

それは普段のアリスには決して生まれるハズのなかった嫉妬。史規に対しても帰ろうと思えば思うほど帰ることの困難を見せ付けたのも、霊夢に対しての苛立ちも。なぜ私と同じようにならないのか。それが「忌々しい」というセリフとなって、感情に熱を帯びさせたのだと考える。霊夢の言うように好戦的とはいえ、面倒事は嫌うアリス。確かに考えてみれば今回の幻想抜けに帰さない側として立ったアリスはかなり手間のかかることを数々とこなしていた。普段のアリスであれば、このようなことをせず直接霊夢達に突っ掛かってきたハズなのにだ。それをしなかったのも実はこのような意図があったのではないか?真意のほどはわからないが、それだけこのアリスには感情が揺さぶられたのだ。



11.幻想抜け異変と善行(ぜんこう)
チルノの回想にて(8話より)。これまで「願い事が叶う」こととして捉えてきた要因のひとつで、異変解決した者へは多大なる善行が認められる、とある。悪行の反対。善行そのものに願い事が叶うという意味が込められていたわけではなく、チルノが勝手にそう解釈してしまっていたため、口車に乗っていたのがはじまり。映姫にしろ、アリスにしろ「妖精の考える願い事程度」ならと軽く捉えていたのだろう。ところで、今回の異変解決はそもそもが「幻想郷を救う」役割を持つとするため、これまでの異変に比べるとかなりスケールが大きいように伺える。実際に是非曲直庁が動き、チルノのような氷精にまで協力を促すというのも普段の立場から考えてもイマイチ疑問が残る。それだけ深刻なのだろうか。ここでまた大胆な仮説だ。

仮説「外来人を招いたのは紫の仕業でもない」

通常、神隠し(=幻想入り)は八雲紫の仕業であるとされる。今回もそうだと思い込んできた。しかし、それ自体が違っていたとすれば? まとめ①にて幻想郷そのものを言及したが、この世界は私達の済む世界と完全に隔てられており、博麗大結界により守られているという設定だ。ここで、2話の史規の幻想入りした瞬間を思い出してもらいたい。普段の日常を送っていたハズなのに、全く繋ぎ目がなく夜の山中にそのまま記憶が続いていたことを。本来、紫が神隠ししたのであればスキマ送りにより幻想郷に誘われるハズなのだが、改めてみるとそのような描写が一切ないのだ。っとなれば、史規は完全に招かれざる客。結界を通りこして、なんらかが原因で幻想郷に本当の意味で迷い込んでしまったこととなる。
これの意味することは、まさにこちらの世界と幻想郷との結界の緩み。隔てるための壁が崩壊してしまったら、幻想郷は出入り自由な世界と化してしまうのではないか。わかりやすく説明すれば結界(=オゾン層)が薄くなり、外来人(=紫外線)が大量に幻想郷(=地球)へと進入してしまう恐れがある、そんなイメージだ。このスケールであれば是非曲直庁も動かざるをえない・・・という解釈に多少なりとも説得力が増すと思うのだがいかがか。
すでに異変のことは射命丸にも知れ渡っていたこともあり、アリスの言うように「殆どが断った」立場の住人も多いことも伺える。なんにせよ、これまでの異変とは異なる異変が作中で描かれていくことは間違いないだろう。また「解決した」場合の善行も果たしてどれくらいのものなのかにも注目していきたい。


以上、まとめ考察②でした。皆様のご意見もドシドシお待ちしております!
また、作者様より今度は作品内でも当ブログをSpecial Thanksとして紹介していただきました!!
素敵なエンディング~スタッフロールを是非是非ご堪能ください。さて「雅な時間」は次回の更新を2月中にもう一回予定しております。どうぞお楽しみに。それでは、Vol.10でまたお会いしましょう。さよなら、さよなら・・・さよなら。

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by makky_cys | 2013-02-11 00:31 | レトスペ雅