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Makkyのあしたっていまさ!

cysmakky.exblog.jp

てきとーにまったり。主にSTGや東方を中心としたゲーム系雑記だよ。

雅な時間 紅 Vol.1 (第11話「紅き嬢」)

-雅と私、レトロスペクティブな時間- 第11回

Makkyです。少しずつ暖かくなってきましたね。
急に冷え込むこともあるので露骨な気温変化で体調を崩さないよう。
初見の方、詳細を知りたい方はコチラへどうぞ → http://cysmakky.exblog.jp/17382733

本編ではおよそ1ヶ月ぶりの更新。予定していたとおり、3月3日より第2部がスタートしました。
こちらも「雅な時間・紅 Vol.01(Vol.11)~」として2部を追っていく所存です。よろしくどうぞm(_ _)m

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レトロスペクティブ東方-雅-
 第11話「紅き嬢」

http://www.nicovideo.jp/watch/sm20193196

※動画のネタバレを多大に含みます。
下記をお読みになる前に是非動画をご鑑賞ください。
また、今回より2部スタートとなりますので、1部をこちらよりどうぞ。




あらすじ
史規の目覚めと同時に物語も「再起」する。1部終回にて傷を負った史規が見ていたのは果たして夢か幻か。空を飛ぶ自身の回想に思い浮かぶは相棒---霊夢の存在。

 -「博麗に会いたい」

その意志とは全く逆にして直接訴えかけてくる「かえさない」という強い意思。史規はまるで幻想郷に生かされず、そして殺されずともいまだ捕らえられている状況であった。

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目覚めた先は見知らぬ洋館の一室。夢からハっと覚めると同時に感じる「痛み」に気が動転するが、それは史規にとって「自分が生きている」というにわかに信じがたい現実でもあった。信じがたい光景は続く。目の前に見知らぬ女性が倒れていたのだから。冷静になった史規は先の「痛み」とこの光景を照らし合わせることで、状況を整理するのだが、立て続けに新たな脅威に遭遇することとなる。

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史規からしてみれば一体何がなにやらだ。しかしひとつだけわかることがあった。それは彼女らも幻想郷の住民でありながら、アリスから感じられた「敵意」は感じられなかったこと。首筋にナイフをつきつけられてはいたが、生死を一度彷徨った史規にとって、自分の意志を貫くことをここでも最優先したのであった。自分のことはどうなってもいい、手当てをしてくれたであろう彼女をまずは看てやってくれと。史規の覚悟が伝わったのか、堂々たる言動にナイフをつきつける咲夜は一瞬揺さぶられ、その様を眺めるレミリアにも不適に口元をニヤつかせた。

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史規の覚悟をよそに倒れていた彼女もいつのまにかケロっと復帰していた。先の化け物騒動で傷口が広がり、貧血を起こす史規は再び意識を失ってしまう。また目覚めるとき史規は、そして物語はどうなっていくのか。2部開始からもうこんなにも次が楽しみだ。

最後に紅魔館をバックに11話のタイトルが流れるが、最初の一瞬だけ「第一話」とみえる手法が施されていたことにお気付きだろうか。これは「2部としての1話」であることを示唆するほかに、実際に11話の構成が1部の2~3話にあった「史規にとっての1話展開」と対比していながらも非常に類似していることによる。

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なぜ自分がここにいるのか?
 日常から幻想入りへ ⇔ 九死からの目覚め

絶望からの安堵
 帰れるという希望 ⇔ 生きていた実感

ギャグパートの導入
 お賽銭ネタ ⇔ ドリフネタ

超常現象の体験
 チルノの氷 ⇔ 咲夜の出現

どことなくお色気描写
 禊シーン ⇔ むきゅーシーン

霊夢とレミリア
 イメージカラーが紅
 腋とノースリーブ
 神社の主と洋館の主
 和と洋
 巫女(祓う側)と悪魔(祓われる側)

などといった細かい要素がある種のデジャブを彷彿としているのが特徴だ。さらに実際の投稿日をわざと間をあけたことで、結果的に視聴者と史規の同調性が増していることにも着目したい。史規の意識が失っていた時間は物語においてもそれだけ長い間であったのではないだろうか。少なくともあの傷を回復させるためには、数時間は経っていると思われる。私達にとっての1週間が雅における数分単位であれば、1ヶ月は数時間経過したであろうといった比喩。ナメック星爆発までの5分が以上に長いというアレだ。

タイトル表示束の間、音とともに画面も完全にフィードバックする。ピアノ音をよく聞いていると余韻すらも残さずに完全にプツっと切れたかのような印象を受けるため、技術的なミスがあったかに感じたが、あの無音状態への突入は史規が完全に意識を失ったともとれる演出としてみてみると途端にわざとやったのかと思えてくるほど。

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キャラクター
2部予告であったように紅魔館の面々が登場する11話。本編ではまだ名前は伏せられているが、OPで一目瞭然。敵意は感じられないとあるが彼女らは果たして「帰す側」なのか、「帰さない側」なのか。

レミリア・スカーレット
紅魔館の主にして“お嬢様”。予告で魅せた気品や風格はどこへやら。初登場からやりたい放題である。見た目は限りなく子供で、身長も史規よりも全然低いが史規に対しては「この子」呼ばわりしている。それは彼女が見た目とは裏腹に500年以上も生きている吸血鬼だからである。

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パチュリー・ノーレッジ
レミリアの旧友である魔女。不運にも史規の無作為なヘッドバッドでしばらく昏睡してしまう。史規の問いに首を縦に振り反応を示したが、質問の内容から両方に対してYESと応えていたこともわかる。史規を看病していたのもおそらく彼女で治癒魔法か何かで養っていたのだろう。レミリアの転んだバナナの皮はパチュリーが食べていたものか、史規のために用意していたものだと想定する。

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十六夜咲夜
紅魔館に仕えるメイド長。時間を操ることができ、停止した中を動いたり、時間の経過を緩めることができる。突如として史規の前に現れたが、それも時間停止によるもの。時間を止めている間は瞳の色が紅く染まるため、作中でもその演出がみてとれた。

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八雲紫
神隠しの主犯。今回の幻想入りに関してはまだ立ち位置は謎とされている。OPでの「帰さない」から一変して「かえさない」と平仮名表記になっているが、「幻想郷から帰さない」と、「霊夢の元へ返さない」という二重の意味が込められていると思われる。どのみち今後の最重要キャラクターであることは間違いない。

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雅な考察
紅魔館編に入り、新たなキャラクターだけでなく、新たな謎、さらに深まる物語の布石など第1部以上に考察する余地が高まった。雅な時間紅ではそういった点も含め、追求していく所存だ。

空を飛ぶ史規
夢のような表現でありながら、どこか現実味を帯びているのは実際に射命丸に抱えられて飛んでいたから。とはいえ身体ではなく意識だけが飛んだともとれる。さらにその状況の最中、霊夢のことを思い浮かべる史規であったが、奇しくも霊夢自身も「空を飛ぶ程度の能力」を持っており、これら全て「空を飛ぶ」繋がりでもあるという3つの要素が組み込まれていて、なかなか趣向をこらしたシーンであったことが伺える。


ギャグパートに込められた様々な「掛詞」
レミリアのはっちゃけたシーンが非常に印象強く、いわば11話を象徴する描写となっているが、冷静にみてみると実に様々な小ネタが導入されていたことに気付く。それらを羅列していこう。

ドリフ
実際の曲名は「盆回り(ぼんまわり)」。8時だョ!全員集合のオチに使われる楽曲としてよく知られる。作中では名の指すとおり、室内で魔物扮するレミリアと逃げ惑う史規がグルグル転回するシーンにミスマッチながらマッチしている。
またドリフはもともと「ザ・ドリフターズ(The Drifters)」の略称であり、ドリフターズとは「放浪者、漂流者」を指す。まるで「幻想入りした外来人=史規」そのものを指しているかのようなオマージュとしてみてとれる。さらにドリフターズは、平野耕太による現在連載中の漫画タイトルでもあり、作中での漂流者(ドリフターズ)は紫(むらさき)という謎の男により招かれるという設定が、神隠しの主犯である紫(ゆかり)という存在と幻想入りという作品の設定において数奇な一致で繋がっている。平野氏の代表作のひとつに「HELLSING(ヘルシング)」があるが、吸血鬼を題材にした作品で、これもレミリアというキャラクターがヴァンパイア(吸血鬼)であることと繋がってくる。
もうひとつ遡ると元々日本のドリフターズはアメリカの黒人コーラスグループをリスペクトして名付けた経緯があり、「ダンス・ウィズ・ミー」、「ラストダンスは私に」といったヒット曲がある。ダンスという単語が雅OPにおいてレミリアの「踊りましょう?大丈夫、食べたりしないから」というセリフをどこか彷彿とさせる。レミリアがOPで紹介されるのはちょうど8人目である。


モケーレ・ムベンベ
「ぎゃおー、たべちゃうぞー」は原作・緋想天でのレミリアのセリフから。雅の舞台設定は緋想天よりも前とされるため、レミリアにとってはもともとお気に入りの怖がらせ方なのかもしれない。当の本人は自信に満ち溢れていた。緋想天はWindows版東方Projectにおける発売された順でいうと8番目の作品にあたる。
モケーレ・ムベンベという単語そのものは緋想天でのストーリー内ではじめて射命丸を通じて知ったもの。そのため、おそらく雅の時間軸ではそもそもモケーレの存在は知らないハズなので、単純に魔物としてのイメージによるものか。モケーレとはUMA(未確認生物)のひとつで恐竜のような姿をしているのだという。古くは1770年代から存在を仄めかしていたが、1980年代以降になって目撃例が急増した。モケーレが生息するとされるコンゴ共和国のおよそ80%の領土が未調査地域となっているのも興味深い。


サクシウム光線
元ネタは特撮「ウルトラマン80(エイティ)」の必殺技から。怪獣を倒すために使う技を、怪獣に扮するレミリアが放つという皮肉とギャップが面白い。ネーミングセンスには定評のあるレミリアだが、有名な「スペシウム光線+咲夜」という単純明快な語呂で勝手に名付けたところ、たまたま本家にもあったという点もあながちありえなくもない。ただし、レミリアがどこでウルトラマンを知ったのかはわからん(匙を投げる)。
1980年代に放送開始していたことからエイティと名付けられており、「第3期ウルトラシリーズの2作目」というポジションは、「レトロスペクティブ東方における3周目(無印~Ph~雅)の2部」という点に符合する。
「ビーッ!」は英語で「Bee」と表記するので蜂を現す。ハチ。


「へぁっ?!」
レミリアがバナナの皮で転んだときに叫んだセリフ。元ネタはアニメ「ドラゴンボールZ」劇場版第8作に登場する伝説のスーパーサイヤ人、ブロリーのセリフというか掛け声からか。ニコニコ動画でもよくMADとして利用される。レミリアが幻想郷の怪物として登場した際、「化け物現る!!」とある。これは化け物と呼ばれたブロリーが「俺が化け物?・・・違う。俺は悪魔だ」というセリフを発することへのオマージュで、化け物扮するレミリアは正真正銘の悪魔である。かわいい!


ここまで読んでいただいた方はもう、おわかりいただけただろうか。

そう、上記全てが「8」という数字に収束されていることに

これが一体何を意味するのかはわからないが、何かの伏線なのだろうか・・・。
おや、こんな時間に誰か来たようだ・・・。



次回、第12話「咲夜」
紅魔館のメイド長と史規のやり取りに期待だ




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by makky_cys | 2013-03-10 00:36 | レトスペ雅 | Comments(0)