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Makkyのあしたっていまさ!

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てきとーにまったり。主にSTGや東方を中心としたゲーム系雑記だよ。

雅な時間 紅 Vol.2 (第12話「咲夜」)

-雅と私、レトロスペクティブな時間- 第12回

Makkyです。いやぁ先日の煙霧は強敵でしたね・・・。
スコッティの消費率もそれだけ高くなってきました(意味深)。
初見の方、詳細を知りたい方はコチラへどうぞ → http://cysmakky.exblog.jp/17382733

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レトロスペクティブ東方-雅-
 第12話「咲夜」

http://www.nicovideo.jp/watch/sm20293892

※動画のネタバレを多大に含みます。
下記をお読みになる前に是非動画をご鑑賞ください。
1部はこちらよりどうぞ。




あらすじ
舞台は変わって夜の森の中。もう一人の主人公、霊夢の視点からアリス戦のその後を描く。目的地は史規の運ばれた紅魔館。彼を助けるためだったとはいえ、偶然か、それとも故意か。紅魔館の連中は「帰す側」にとってはなかなかどうして厄介な連中になることを仄めかす。それもそのはず、もともと「紅魔館へ連れて行く」という意思は霊夢ではなく、運んだ張本人である射命丸の考案であったのだ。1部の終わりではすでに此度の「異変」を傍観していたかのようにみてとれる射命丸の言動には、巫女の勘からすれば“怪しい”と睨んだのだろう。「確信犯」という言葉にはそのような意図が含まれているように思える。
とはいえ、「彼を助ける」という大前提においては紅魔館へ連れていくのは半ば必須であることも察していたので、いまさらになって愚痴をぶつくさ吐いていたのだろう。実に霊夢らしい。嗚呼、巫女が飛ぶ....

視点は変わり、史規の2度目の目覚め。その傍らにはメイド服の似合う銀髪の女性、十六夜咲夜がいた。レミリアの言いつけどおり、「彼を元気にして」あげていたのだろう。私も元気になりたい。

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姿でなく、声を聞いてはじめて「さっき会ったよな」と確認する史規、彼からすれば今回が「初対面」である。なぜなら邂逅のときに突如として首にナイフを突き付けられ、耳元で囁かれていた状況がそれを証明しているからだ。これだと二人の立ち位置的に史規からの視線では咲夜の顔を見るには首を曲げない以上できなかったことによる。
先刻まで危害を加えられるかに思えた矢先、今度は傷の手当をされていたギャップこそあったが咲夜自身の自然な対応に史規も警戒心を緩ませていた。実際の傷の手当にはパチュリーの魔術が施されていたが、「人間の治療」においては咲夜のがよく理解していたと語る。数多くの人外が生息するこの幻想郷において、遠まわしに私は人間であるということを含んだ言い方といえよう。

咲夜との会話の中で、相変わらず史規は自分のことよりも相手のことを最優先に考える。少なからずその人柄の良さは、咲夜にも従者という立場から共感したのか「微笑み」という言葉のない態度で優しく迎えられた。
お互いの自己紹介も酣、初対面で異性と名前で呼び合うことに若干の抵抗を感じた史規は、苗字で呼び合えばいいことに気付くが・・・。

流されるままに紅魔館を案内される史規。形はどうあれ命の恩人である彼女らと別に思い浮かべるのは、相棒-霊夢の姿。ここに自分を運んできたのは間違いなく彼女の助力あってこそだと史規は想うが・・・咲夜の託もあり、暫し紅魔館で身を馴染ませることを優先するのであった。急がば回れ、1部において時期尚早幻想抜けすることを考えていた史規は、ここで一歩踏みとどまる。彼にそうさせたのはアリスとの戦闘で自分が何も出来ない立場をより理解したからこそ。このやり取りで少なからず彼なりの成長が見て取れるシーンである。彼の成長ぶりは咲夜との会話の中にも感じ取れるところはあった。「魔術」や「魔法使い」という単語が咲夜の口から出るも、それを自然に受け流してたこと。ある種の「慣れ」が彼なりに自然に出来てきて、幻想郷という世界での立ち振る舞いがそれとなく身についてきたのだろう。

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タイトルのとおり、咲夜というキャラクターがよく滲み出ていた瀟洒398%な話。流れるBGMはもちろん、テキストの文字送りも実に読みやすく、しっとりとした時間の経過を程よく堪能できた。時間を操る咲夜さんらしいギミックだ。相変わらず雅ではこういった雰囲気作りが巧みである。それにしてもとことん真っ赤だな紅魔館は(笑)


キャラクター
紅魔館編では、その住人達との展開を中心に史規視点、霊夢視点と切り替えての演出になりそうだ。果たして霊夢と史規は無事再会できるのだろうか。

博麗霊夢
チルノと別れ単身紅魔館の近くまでやってきていたのであろう。同じ満月の夜であることを考えて、霊夢が館前の湖畔周辺に辿り着いたのにおよそ1日経過していたことがわかる。射命丸との速度に差があるとはいえ、幾らなんでもそんな距離感があるとは考えにくい。先のアリス戦でのダメージなどを養うため、彼女なりに一度休んでいたと考えるほうが自然だ。

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十六夜咲夜
従者という立場からか、非常に丁寧な物腰であるが、主人であるレミリアに関与することであれば途端に厳粛した空気を作る。とはいえ、今回の史規との会話での彼女こそが本来の素の状態であるのだろう。年下ながら存分にその魅力を史規に見せつけ、彼に「咲夜さん」とさん付けで呼ばせるほどの瀟洒。
階段とのやり取りで「似たような事があった」とあるが、これは一体何を意味するのだろうか。

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紅美鈴(ホン メイリン)
シルエットだけの登場。作中でも名前はまだ披露されていない。紅魔館の門番を務める。「史規の進入を許す」という門番としての立場では失態を犯したが、「史規の命を助けた」という結果においては感謝するべき相手だと史規の人の良さに、咲夜も「食事の用意をさせる」と意を汲んでくれることとなる。OPでは登場していないが、チルノ、映姫らの存在もあったことを考えると次回以降登場の可能性はきわめて高い。

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雅な考察
今回もふたつ。そのうちひとつは本編における重要なカギを握ることになるであろうことを予感させる。


史規の幻想郷滞在期間を推測
インタビュー企画において史規の滞在期間について言及したが、作者からの返答は「想像に委ねる」とあった。しかし、今回の12話でそれを紐解くための演出が隠されていたことに皆さんはお気付きだろうか。その答えは「満月」である。
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遡って思い出してもらいたい。2話の冒頭において史規が幻想入りしたそのときのことを。日常から非日常へと追いやられた史規が突如として幻想入りしたのはちょうど満月の夜であった。そして今回の12話でも満月の夜なのだ。満月はご存知のとおり「十五夜のお月様」と呼ばれ、およそ15日単位の周期で満月、そのさらに15日で新月となる。満月から次の満月になるのは一度新月を挟むため、15日×2なので単純計算でおよそ30日。1ヶ月となるのだ。
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3話においても「幻想郷は日本であって日本でない」と霊夢らの口から外来人である史規に伝えられたことから、仮に幻想郷でも我々の世界と同じ月の周期であれば、少なくとも1ヶ月、長くて2ヶ月以上滞在していたと推測できる。もともと史規は幻想入りしてから暫くは博麗神社の厄介になっていたとされていおり、長すぎず短すぎずという期間で当てはめるとこのくらいが妥当といえる。この「最低でも1ヵ月滞在していた」と過程した場合・・・

 -霊夢に対し「博麗」と苗字で呼び捨てで呼び合うようになるまでに親密さを共有した時間。
 -神社で厄介になっていた際の薪割りをしつつ、料理に使う素材集めなどを吟味する時間。
 -是非曲直庁といった幻想郷の機関に外来人が幻想入りしたことを悟られるまでの時間。

これまでの些細なことが、合点納得のいく説得力を持つようになる。
さらに、今回のタイトルである「咲夜」にも着目。上記のように「時間」との関連性(咲夜は時間を操ることができる)や、十六夜咲夜という名前は言い換えると「十六夜の昨夜=十五夜=満月」という掛詞になっていること。さらに今回が通算して12話であることも、「12」という数字が時間の経過を表現するのに最も隣接していること、動画の再生時間が「16分40秒」でジュウロクヨ=十六夜といった共通点が所々目白押しだ。ここまで意図してやったと考えると並大抵のことではない。
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ここでのシーンでは「紅魔館に来てどれくらい経つか?」とみてとれるが、「幻想郷に来てどれくらい経つか?」という隠しメッセージであったのではないか、と私は考える。


苗字に秘められた謎
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雅な時間Vol.3においても、苗字について言及したが、よもやここにきて本編での伏線になろうとは。この演出は何を意味するのだろうか。ひとつ仮説を立ててみた。

仮説「幻想入りすると苗字は失われる」

幻想入りといってもあくまで「レトロスペクティブ東方-雅-」においての設定で、だ。幻想入りは我々の世界でおける神隠しにあたることだとまとめ①でも記述した。神隠しを題材にした作品として日本で最も有名な作品はおそらくスタジオジブリの「千と千尋の神隠し」ではないだろうか。この設定をオマージュしたものと私は予想する。実際に作中でも主人公の千尋はトンネルの向こうの別世界に日常から迷い込み、いずれ八百万の神々が集う湯屋の経営者、湯婆婆のもとへと辿り着く。この湯婆婆は相手の名を奪って自分の支配下に置くことのできるとされており、幻想郷における妖怪の賢者、八雲紫とのにわかな接点を彷彿とする(BBAといったやつ表出ろ)。そしてここでも雅な時間紅Vol.1でも考察に書いた「8」の字だ。八百万の神々、八雲。
そもそも幻想抜けが忌み嫌われるのは、幻想郷の住民になることを拒むため=脱獄のようなものだとアリスの口からも告げられた。投獄されるとその場所(監獄=幻想郷)では「囚人番号」として管理されるイメージに基づく。つまり、我々の世界ではその個性を表す名前を、幻想郷では馴染むうちに変化していくかのような。仮に幻想入りしたての頃はまだ苗字があったかもしれないが、1ヶ月以上滞在していたという過程と結びつけば、その間に苗字だけが本人の気付かぬうちにすでに失われてしまったということかもしれない。

いい加減怖くなってきたので、これ以上真相に関わるのはやめにしたい(震え声)


次回、第13話「晩餐」
ぎゃおー、たべちゃうぞー


食べられちゃうのは私かもしれない




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by makky_cys | 2013-03-18 02:45 | レトスペ雅