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Makkyのあしたっていまさ!

cysmakky.exblog.jp

てきとーにまったり。主にSTGや東方を中心としたゲーム系雑記だよ。

雅な時間 紅 Vol.11 (第21話「真実」) 前半

-雅と私、レトロスペクティブな時間- 第21回 前半

Makkyです。おいでませ6月。
初見の方、詳細を知りたい方はコチラへどうぞ → http://cysmakky.exblog.jp/17382733

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レトロスペクティブ東方-雅-
 第21話「真実」

http://www.nicovideo.jp/watch/sm21018376


※動画のネタバレを多大に含みます。
下記をお読みになる前に是非動画をご鑑賞ください。
1部はこちらよりどうぞ。


本編における全体のネタバレ回でもあります。
1~20話までを予め視聴しておくことを推奨します。


また、今回は前半・後半に分けてあります。
この記事は前半にあたります。




あらすじ
静まり返る夜の紅魔館。いつもなら紅く聳える彼の場所は月夜に照らされ、蒼く染まっていた。亡失のエモーション---まるで感情が失われてしまっていたかのように・・・。館の主は「運命」を見据え、その従者は、ただ「時間」の限りを見届ける。辿らされるは一人の外来人。その導きの果て・・・どのような真実が待っているのだろうか。

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普段は図書館にて開かれる手記も今回で最後とあいなった。パチュリーに手渡されたそれは彼にとって希望となりえるのか。それとも・・・。手記を手に取り、単身自室へと向かう史規。それを開く前に、彼はペンを取り、便箋に向けこれまでの思いを馳せる。向けられた思いはきっと紅魔館への感謝の想い。何かしらの意図があって、彼女達に「辿らされた」と察しつつも、アリスとの戦闘での「死」から救ってもらったこと。そして居場所を作ろうとしていたことは揺ぎ無い事実。世話になった人達への挨拶、つまりは射命丸から指摘された「未練」を形として残し、帰るために先へ進もうという彼なりの決意であったのかもしれない。

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手記に書かれていた内容とは、前の外来人が導き出した「己の存在」についての考察と、そこへと辿りついた結論めいたものであった。どうしても思い出せない苗字、肉親、出身地の3つの要素を「記憶の欠落」ではなく、戻らない箇所としてその意味合いを見つめなおすというもの。苗字がないということは即ち、出身地の消失とがイコールで結びつくことに着眼し、彼は考察を続ける。そこには両親のことを何一つ浮かべられないことの苛立ち、苦悩、さらに咲夜に対する気持ちの葛藤なども記されていた。そこまで読み、史規に生じる一粒の既視感。前の外来人と史規とを繋げる要素のようにも思えるが・・・。

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手記は続く。彼が辿りついたのは幻想郷の在り方に関する情報であった。夢想、思念という概念がそも幻想郷を発現させるのだという。我々の世界でもよく使う「幻想を抱く」という言葉から察するに、まさしく幻想郷は「幻想の郷」であり、夢幻の如く。妖怪、地獄、冥界・・・それらは全て我々の世界における思念であり、実際には存在しない(かもしれない)非日常の世界といえる。幻想郷に入るということは即ち、その身が存在しなくなったからこそ。前の外来人はそう結論に至ったのだ。誰もが一度は畏怖の念を覚える「死後の世界」。皮肉にも、真実はその全く逆を記していたのだった・・・。

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己の存在を意味を知り、絶句する史規。最後の手記はまるでパンドラの箱の如く。開いてしまったら最後、声無き声となって絶望が彼を取り囲み、打ち拉がれる。そんな激昂する彼の前に現れたのは月光に照らされし咲夜であった。慈愛の眼差しを向ける彼女の顔は、どこか哀しげでもあり・・・。彼女のいう「救い」は、残された最後の希望となりえるのか。

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真実のままに。導かれるままに。



キャラクター
真実が明かされたことでより深刻な人間模様を垣間見せ、前回と同じように咲夜にもOPのセリフが用意されていた。

史規
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「前の外来人」とほぼ同じ状態に陥ってるいることから、この手記に書かれた真実は彼にとっても重大な意味が込められていた。「自分も同じなのではないか?」そんな予感が確信へと変わり、脳裏に不安がよぎる。手記にあった咲夜の「2度目の救済」とは、直後に起きた史規の状態のことを指すのだろうか(1度目の救済は黄昏時の見晴台でのシーンと予想)。


十六夜咲夜
「時間は有限です・・・。例外を除いて」

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時間を止められる彼女にとってみれば、例外は「無限」である。とはいえ、今回の史規への様子を見る限り、時間は有限であるからこそ意味があるという意図が含まれているのではないか。レミリアの「ゲーム」、そして冒頭の「思ったより早かった」という言葉。流れから察するに、史規が真実に辿りつくその瞬間までの所要時間、あるいはもっと前から続いていた異変(前の外来人で)の発端から計上してか。紫らの言っていた「その時」もここに直結してくる予感も。
もうひとつ、「時間は有限」は作者にとっても同じ意味が込められているのではないかと睨む。本作は毎週日曜夜10時更新を常としており、毎回一週間ペースで更新がなされている。この限られた時間の中だからこそできること。そのなかで第1話投稿からこの真実に辿りつけたことの重大性、そんな隠しメッセージもあったのでは?




後半へと続く




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by makky_cys | 2013-06-07 00:53 | レトスペ雅