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Makkyのあしたっていまさ!

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てきとーにまったり。主にSTGや東方を中心としたゲーム系雑記だよ。

雅な時間 紅 Vol.13 (第23話「天覇」)

-雅と私、レトロスペクティブな時間- 第23回

Makkyです。ご無沙汰してます、モンスター飲んでやってまいりましょう!
「雅な時間」は今回で23回目ですが、レトスペ記事に関しては総合30番目となります。
本家の話数より多くなっちゃいましたね(笑) 今後もよろしくどうぞ


初見の方、詳細を知りたい方はコチラへどうぞ → http://cysmakky.exblog.jp/17382733

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レトロスペクティブ東方-雅-
 第23話「天覇」

http://www.nicovideo.jp/watch/sm21105003


※動画のネタバレを多大に含みます。
下記をお読みになる前に是非動画をご鑑賞ください。
1部はこちらよりどうぞ。




あらすじ
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夜と朝の狭間にある空の決闘。霊夢は史規を還す為、咲夜はその彼を救う為、魔理沙は霊夢を助力する為、それぞれの想いは違えど信念は同じ。手加減のない咲夜相手に、霊夢と魔理沙は共闘を果たす。

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このときの咲夜ほど「完璧」という言葉が相応しい相手はいなかったであろう。その証拠に、この対戦では霊夢vsアリス、魔理沙vsレミリアにあった対戦中の会話が一切行われていないのだ。互いに真剣だからこそ戯言すらない。隙を見せた側がやられる、その点においてまるで油断のならない相手であった。

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ボムもない、時間もあまり残されていない状況下で魔理沙はひとつの勝機を見出す。それは、咲夜が完璧であるが故の逆手をとった反撃の活路であった。余談ではあるが、昔の格ゲーを遊んだことがある人ならば、当時のCPU戦やボスキャラがめちゃくちゃ強かった記憶があるのではないだろうか?アルゴリズムが完璧すぎて、まともに戦うだけではまるで敵わなかったが、その完璧すぎるアルゴリズムを利用しての攻略パターンが存在した。
そこには反応や、読みというより、ある種の確信がある。対人戦の際にも私は力量差が上の相手であればあるほど、先の先を利用することで「普段しない、ありえないこと」を試み、勝利への光明を見出したりするのだが、魔理沙の反撃の糸口はまさにそれであり、相棒である霊夢との信頼が絶対不可欠。条件として「二人健在」であることがその証明であり、同時に敵対する咲夜への信頼もなければ成立せしえなかったのだ。それはひとつの「賭け」であったに違いない。

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魔理沙の想いは通じ、天覇突き抜ける閃光となって咲夜を撃退。二人のツープラトンはまるで南と北から同時に開通させたトンネルのように完全な一本線。それは二人の信頼の証を形として指し示していたかのようでもあり。咲夜は敗北こそしたが、時間を稼ぐという点においてその意志を全う。噴煙晴れる中、すでに咲夜の姿はなく、後を追う二人は焦燥感に誘われるのであった。

 -急がなければならない・・・。

紅魔館のダンスホールに大小の影二つ。一つは迷える外来人、一つは小さき悪魔の娘。そこで語られる「今の史規が来る前のこと」。つまり「前の史規の結末のその先」であった。史規がこの紅魔館に来ることは辿らされていたこと。それは運命としてはじめから決まっていたのだ。繰り返し行われてきた「フミノリ」という名の魂への救済としてレミリアの導き出した答えとは、転生させず、それでいて消滅もさせず、「今の魂のまま」生かすこと=吸血鬼として眷属に加え、幻想郷に残させるという手段であった。

レミリアの救済を前に、是非を取らない史規を代弁するかの如く、背後より閃光が放たれる。奇襲を受け、飛び退くレミリアの眼(まなこ)には予想だにせぬ襲撃者の姿が映っていた・・・。

史規がすぐ傍にいないため、「ボムが発動できない」という条件は過去に原作の「東方紅魔郷」を遊んだことがある人であれば、いかに「ノーボムで咲夜を倒す」ことが厳しいか察していただけるであろう。形的に2対1となったが、それでもキツいと魔理沙自身が感じたあたりに咲夜の手強さがヒシヒシと伝わってくる演出となった。
奇しくも原作の最新作である「東方輝針城」の主人公達3人による演舞が行われた回でもあり、図らずも原作をとことんリスペクトした展開に盛り上がりは最高潮に。


キャラクター
2部クライマックスへ向け、主人公達と紅魔館の繋がりもいよいよもって明確に。

レミリア・スカーレット
直接的ではないにせよ「運命を操る程度の能力」を有する彼女の所業により、「史規が何度も紅魔館へ訪れる」ことは約束されていた。以前、是非曲直庁らが言っていた「全てをその掌で転がし、意のままに謀りし者」とはまさに彼女のことを指し示していたのだ。レミリア本人が史規に発した「頑固者の外来人」とは史規の性格をよく知っていた表れでもあり、前回の史規が彼女の救済を前にして尚出て行った結果から、レミリア自身も「今回で終わらせる」と覚悟を決めていたのであろう。
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博麗霊夢&霧雨魔理沙
霊夢が天才であれば、魔理沙は努力家である。対する咲夜を完璧とすれば、この中で一番劣るとされるのは魔理沙だ。しかし、「選ばせてあげる」という調子の霊夢の挑発を抑え、「二人まとめて遊んであげる」と強気の咲夜に甘んじてまで2対1の体勢に臨んだのは魔理沙自身による選択であったこと、そして勝利への活路を見出したのも魔理沙の手柄あってこそ。それを素直に霊夢は評し、喜んで笑顔を見せた。霊夢に対して実力においてはおそらく到底敵いそうにない魔理沙が、そんな彼女といわば対等に接していられることは彼女らが親友において他ならず、そこにある絆、信頼は何者の干渉も受けないほど根強い。魔理沙は「自分は霊夢には及ばない」と無意識に感じている反面、霊夢の力になりたい、足手まといになりたくないと願う気持ちが努力となり、その姿勢が凌駕した結果なのかもしれない。霧雨魔理沙は常に考えているのだ。何気に2部がはじまってから霊夢が笑ったシーンはここがはじめてなのにも注目。
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パチュリー・ノーレッジ
吸血に至らんとするレミリアの背後から閃光を放った張本人。なぜ彼女がこの場に現れたのか?そしてなぜレミリアを攻撃したのか?の意図はまだわからない。レミリア自身もこの事態を想定していなかったようで驚きの色を隠せないでいる。これには視聴者も同様のことが言えたのでは。
パチュリーの二次ネタにどこからともなく出てきてただ「そこまでよ!」と場を制止するものがあり、おそらくそのオマージュであろう。
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雅な考察
今回は特にレミリアにスポットを当てて考察をしていく。

運命の範囲
「史規が紅魔館を辿る」という運命こそ発現したが、その先にある「救済を成功させる」などの明確な運命は特にレミリア自身も定めておらず、非常に曖昧なものである。実際にそこまで事細かく指定できるのであろうか?

①できない
単純にそこまではできない。運命とはいえ、人の一生(今回は魂が相手だが)を左右することまではできないのではないか、という単純な発想。っていうかできたらチートすぎる。あるいは、できるが条件が課せられるのではないか?とも考えられる。今回の場合はあくまでも「紅魔館を辿らせる」が運命の主体であり、一度運命を発現させたらそこに上書き、変更ができないというのはどうか。運命そのものを「ゲーム」とした場合、そこに上書きされるのはルールや、パッチ、そしてセーブのこと。それらが全てできないため、失敗しては毎回「最初からやり直す」。その代わり、そこまで得た情報や記憶は「ゲームのプレイヤー(=レミリア達)」に反映され、更新されていく。

②できるがやらない
実は本当にできてしまうのがお嬢様の凄いところ。でもやらない。お嬢様だから。咲夜のいっていたように「退屈を嫌う(=余興を大変好む)」としており、今回の史規が幻想入りすることもひとつの「ゲーム」として愉しんでいた節がある。つまり、過程を踏むことを重んじており、物事の結果はその流れ次第に任せるという主観。いきなり成功させてしまっては彼女にとっては何の価値もなく、面白くもなんともない。吸血に至る直前で「ゲームは私の勝ち」と愉悦に浸っていたのもその一環と考えられ、「今回で終わらせる」という決意は砕けた例えでいうなれば、「これまで何度もゲームオーバーを繰り返してきたが、今度こそクリアする!」程度の意思表示とも考えられる。ほら、麻雀なんかで天和とか出せたらものすげぇけど、簡単に作れちゃったらクソおもんないでしょ。それと同じ感覚。戯れは終わりじゃ!

③実は運命自体操れてはいない
トンデモ論だが、占い師みたいなものと思っていただきたい。「実際に起きた事例、現象」をパーツに、パズルゲームのように組み立てていき、然も「知っていた」かのように振舞う。ちょっとした言霊の世界である。映姫のいうように、本当にたまたま辿りついただけなのに、自分の力の所業だとドヤ顔しちゃうお嬢様可愛い。「嘘から出たまこと」という諺があるが、言い続けていればそれは本当に事実と化し、そして記録される(=この場合、手記)。記録された事実は後世に残り、いつしか真実として伝えられるようになる。レミリアに運命を操れるかどうかを信じるか信じないかはアナタ次第。
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レミリアにとってみれば運命=ゲームのような感覚なのかもしれない。


吸血
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吸血鬼特有の能力のひとつ。血を吸う相手の首筋に牙を当てることで吸血する。吸血鬼は常人よりも遥かに腕力があり、一度掴まれたら脱することは容易ではない。吸血の際には瞳を紅く光らせ、男女問わずその美しさに魅了されると云われている。
  ・・・っとまぁここまではいいんだ。
問題はこのときのレミリアの「立ち位置」である。イラストのようにレミリアはしっかりと史規の首筋に狙いを定めて、恍惚とした表情を浮かべている。かつて「血ぃ吸うたろか」などとギャグを飛ばしていた人物と同一とは思えないほどの凄みだ。だが思い出して欲しい、レミリアと史規との「身長差」を。史規の身長はかなり高く、紅魔館の中でも高身長な美鈴よりも上だ。おそらく170後半か180台だと想定される。一方、レミリアはそんな史規を毎回「見上げ」るほど小さく、おそらく史規の胸板よりも低い位置に頭があるのだと思われる。そんな彼女が立ったままの史規の肩に手をまわし、首筋に口を添えるとどうなるか? ここに参考画像がある。
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         足 浮 い て ま す や ん 
この参考画像では、やはり低身長である魔理沙に対して尚、足を浮かせているのである。史規に対して同じことをやったのであれば、これはもうちょっとしただっこちゃん状態である。
そんな格好で「んん?」なんてお嬢様可愛すぎるでしょう ヾ(:3ノシヾ)ノシ
いや、まぁ史規自身が膝着いて屈んだ状態だったかもしんないけどさ。そんなレミリアに対しても魅了されず、自身の意志を貫いた史規△


次回、第24話「紅蓮」
いよいよ紅魔館へたどり着く霊夢と魔理沙。
そこで待ち受けるは紅蓮の炎に身を包む、紅魔館の盾であった。




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by makky_cys | 2013-07-09 14:30 | レトスペ雅