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Makkyのあしたっていまさ!

cysmakky.exblog.jp

てきとーにまったり。主にSTGや東方を中心としたゲーム系雑記だよ。

雅な時間 紅 Vol.16 (第26話「澄空」)

-雅と私、レトロスペクティブな時間- 第26回

Makkyです。ついに2部最終回。
初見の方、詳細を知りたい方はコチラへどうぞ → http://cysmakky.exblog.jp/17382733

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第26話-A「澄空(前)」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm21353735

第26話-B「澄空(後)」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm21354204

※動画のネタバレを多大に含みます。
下記をお読みになる前に是非動画をご鑑賞ください。
第26話(前)を再生すると、そのまま第26話(後)へと飛びます。
前編~後編構成となっておりますので必ず前編からご鑑賞ください。


堂々の第2部完結。今回の雅な時間でも1部最終回同様、前編~後編2話分纏めてとなります。
どうぞお楽しみください。




あらすじ
夜明け。先刻までの激闘は朝陽と共に消失していた。静寂の中、レミリアとパチュリーは意識を取り戻す。友とはいえ、激しい弾幕戦を繰り広げたことで互いを傷付ける可能性があった事実に対し、なんら変わらないパチュリーの態度にレミリアは憤る。じゃれ合いとかいわない。
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 -「遊び」ではない
そんなことは両名もわかっていたことだろう。友だからこそ、「いつもどおり」を振舞うパチュリーならではの優しさにレミリアは甘え、本音を曝け出すのであった。シュンとするレミリアとパチュリーの元へ、美鈴と小悪魔が駆けつける。美鈴もまた紅魔館の「外」で夜明けまでの激闘を続けていたのだ。彼女の心配をよそにレミリアは紅魔館の主として毅然と振舞う。お互いボロボロな姿を見て、気遣いからか言及はそこまでしない。むしろ主人と門番という役職を超えた、紅魔館の仲間としての意識が「いつもどおり」を取り戻し、彼女達から自然と笑みが毀れる。
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今、この場にいないのは朝の紅茶を煎れるメイド長だけ。レミリアはパチュリーと二人きりになる時間を作り、事の真相に向けて想いを馳せらせるのであった。
レミリアが思い返すのは、パチュリーとの対峙中に史規から投げかけられた言葉。果たして自分の為だけの行いだったのか。核心ともいえる揺さ振りに、レミリアはわずかに悔恨の念を抱いていた。その様子を伺っていたパチュリーは言の葉を音にする。レミリアと対峙することを選んだのは何も史規にただ頼まれたからではない。自分の為ではなく、『両者を止めて欲しい』、『この繰り返しの連鎖を終わりにしてほしい』。そう頼まれたからこそだと告げる。皮肉にも手段は違っていたとはいえ、根本的な思想は同じ。レミリア自身も「終わらせるため」、この幻想抜けという異変の一片としてその身を置いていたのだ。それは史規同様「自分の為」ではなく、咲夜を想うが為。そこには吸血鬼という種族としてのプライドを上回るほどに、ただただ「主人」と「従者」としての絆が深い仲だからこそであり、紛れもなくかけがえのない「友」であることの証明でもあった。外来人の願う「かえる」想いも、それを「すくう」想いも所詮は人の夢。そのちっぽけな存在にレミリアは価値を見出し、運命として導いたのだ。故にこの繰り返される物語は儚い。儚いからこそ尊い。
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幾度かと繰り返されたこの輪廻という運命に決着をつけるため、レミリア、咲夜、史規はそれぞれの思想に抗ってきた。パチュリーにはそれがわかっていた。レミリアが誰の為に行動をしていたのかを。ただそこだけに固執していたため、史規自身も同じ想いであったことに気付くことができていなかったことを指摘。パチュリーはいわば史規の想いをそのまま形にして示しただけに過ぎない。こんなにもお互いを気遣っていたのに。こんなにも身近な存在であったのに。どこが意識はズレたまま「時間」という概念だけが過ぎ、「運命」という名の歯車は少しずつ崩れていった。史規という存在はいわばそれを元の状態に「返る」役割を持っていたのかもしれない。

 -「ゲーム」は私の負けね

ぽつり呟くレミリアの表情は決して映ることはなかったが、きっと澄空のように晴れやかな慢心の笑みを浮かべていたであろう。長きに渡る「善行」という名で偽られたゲームはようやく終わりを迎えたのである。その夜明けは彼女らの心情を表していたかのように、紅魔館を朝日という光で優しく包み込んでいた・・・。


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湖畔を背に向き合う男女の影。それは咲夜の見た夢が「現実」となって照らし出された情景。語る相手はかつて紅魔館に訪れ、そしてまた戻ってきてくれた彼の人。「終わりにする」という約束を果たした彼を前にして、彼女もまた約束を交わす。
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 -「最後まであなたのままでいてくれますか」

生きて 還る
この幻想抜けの果てにあるのは本当の意味での「生」への問い。輪廻という繰り返しに縛られた史規という名の魂は、過去(転生前)も現在(幻想入り)も未来(転生後)も全て彼であって彼でないもの。儚い魂はただただ先を見据え、自分が「史規」である自覚と思い出を胸に刻み、この道を迷わずして進むという覚悟と決意を今再び確固たるものとする。まるで今生の別れを告げるかのように想いを馳せらせ、二人は互いの手を握り締めた。約束は誓いとなり、最後にその名で呼び合う。咲夜もまた、心の雲海を解き放ち、澄んだ空を見上げるのであった。
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紅魔館を離れ、再び合流することとなった霊夢、魔理沙、史規。夜明けまでの戦闘が残した痕跡はそれぞれの思惑をぎこちないものにさせていた。そんな中、魔理沙は気丈にも明るく振舞う。察した史規は、一旦休もうと提案する。それは自分以上にボロボロになっている彼女らへのせめてもの気遣い。木漏れる日陰でぐっすり眠る魔理沙を傍らに「二人きり」となった霊夢と史規。この再開はアリス戦のとき以来・・・。しばらくぶりの邂逅にどこか口数は少なく、気難しい間がよぎる。重い口を先に開けたのは霊夢からであった。
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 -全部わかったのよね

全部。言葉こそ少なかったがそれで事足りた。
 -「史規」という己の存在
 -「幻想抜け」の真意
 -「博麗の巫女」としての務め

かつて博麗神社で過ごしたあの時間はもはや過去のものとなり、真実を経た今となっては互いに同じであって同じでない間柄。だからこそ迷っていてはいけない。今こそ「『還る』という気持ちは強く持て」という約束を果たすために・・・。

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同時刻、紅魔館。“またいなくなった”とある客室にパチュリーはいた。史規に貸していた手記を元の場所に戻すために。今にして思えば過去と現在の史規が己を知るために使ったこの一冊の手記は彼にとっても、そして紅魔館の彼女らにとっても「史規がここにいた」ことの証明。何気なくページを捲ると、一通の便箋が彼女の足元に落ちる。それは史規が真実の前に書き残した「想い」。その宛ては紅魔館で世話になった全ての人へ。パチュリーは一人で読むのを躊躇い、皆の前でそれを読もうと決めるのであった。せめて、史規の想いを無駄にはしないために。

澄空を見上げながら史規達3人は前を進む。目的地-白玉楼へ向かうため。同じ方向でありながらそれぞれの目的は別のもの。「還す側」となったこの運命共同体は果たして無事に「異変」を解決することができるのか。それとも・・・。


          凛たる輪となった運命は
           音のない世界で時間を廻す
            天のみぞ知る理の転移ですら
              聖なる生の先をただ夢見て歩む


26話のテーマは「想望」。文字通り、それぞれが相手を想い、その先の未来を望む。全ての登場キャラクターが自分の為よりも他の誰かの為に優先して行動をとっており、その願いが叶うのであれば結局は自分の為へと成った。

 -「人の為」と書いて、「偽る」

このわずかなズレにより生じていったすれ違いは次第に大きくなっていき、収拾のつかない事体にまで発展していく。そのキッカケが史規であり、同時に収容できたのも史規自身の決意によるもの。世話になっただけでなくあらゆる面において、気持ちの決着のついた彼は感謝の念を忘れない。彼を救うべく行動していた紅魔館の彼女たちもまた救われたのだ。そして、最もシンプルで、最も澄んだ言葉によりこのバラバラになっていた点は線となり繋がっていく。

「ありがとう」という言葉を胸に抱いて

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第2部 完








そして物語は最終章へ・・・

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第3部「白玉楼編」、来たる!!

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by makky_cys | 2013-08-11 22:00 | レトスペ雅