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Makkyのあしたっていまさ!

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てきとーにまったり。主にSTGや東方を中心としたゲーム系雑記だよ。

雅な時間 まとめ⑤ (11~26話 補足)

-雅と私、レトロスペクティブな時間- まとめ考察⑤(1~26話)

Makkyです。2部最終回を受けて、まとめの補足です。
初見の方、詳細を知りたい方はコチラへどうぞ → http://cysmakky.exblog.jp/17382733/

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未見の方は是非一度、1話からご鑑賞ください。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm19490699

まとめ①はコチラ
まとめ②はコチラ
まとめ③はコチラ
まとめ④はコチラ



遂にクライマックスを迎えた紅魔館編。まだまだ3部への伏線や、解き明かされてない謎も残る。今回のまとめでは、過去の「雅な時間」でも補完できなかった考察をメインに行っていきます。相変わらず文字数が多いため、ソルティライチでも飲みながらごゆっくりどうぞ。



1.スペルカード解説
2部においても東方の醍醐味であるスペルカードによる決闘が展開された。スペルカードにおいての概要はまとめ②にて紹介しているのでそちらを見て貰うとして、今回もそれぞれの解説をしていこう。

魔符「ミルキーウェイ」
 使用者:霧雨魔理沙(18話)
 分類:スペカ(弾幕:光)

「天の川」を模した星型微粒子が軍勢を成すことで形成される。その軌道は螺旋状となっており、攻撃の対象者へほぼ一直線に渦巻きながら向かう性質を持っている。一見、線のようであるが点の集合体なのでその合間合間にはごくわずかな隙間が生じる。レミリアはその僅かな切れ目を瞬時に見分け、その場から微動だにせず避けきった。魔理沙としても牽制として放ったスペカだったのもあり、まずは互いのウォーミングアップといったところか。さも当然のように避けられてしまったにも関わらず、魔理沙は不敵な笑みを飛ばすのであった。史規にとってみればとてつもない弾幕であり、レミリアとは違う畏れからかその場でただ呆然と見届けるしかなかった。
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恋符「マスタースパーク」
 使用者:霧雨魔理沙(18話)
 分類:ボム(レーザー:光)

愛用するミニ八卦炉に魔力を集中させ、一気に解き放つ特大のレーザービーム。魔理沙の十八番であり、発動さえしてしまえば目の前のもの全てを無に帰すほどの破壊力を持つ。レミリアを相手に「抱え落ちをしない」主義である魔理沙は、迷うことなくボムとして発動しようと試みる。しかし、レミリアのカリスマガードの前に躊躇ってしまい不発に終わった。ボムの発動にはスペルカード特有の「発動宣言により生まれる隙」をゼロにするメリットがあるが、この際、史規自信がボムを使われてしまうことに戸惑ったため、通常よりもわずわかに発生が遅れたのかもしれない。問答無用で発動されていれば・・・この物語はどのように流転していったであろうか。
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時符「プライベートスクウェア」
 使用者:十六夜咲夜(23話、25話)
 分類:スペカ(補佐:時間)

咲夜の能力である「時間を操る程度の能力」を余すことなく活用させるスペルカード。この時間を操る範囲は、加速&減速のほか、停止させることが出来る。しかし事実上、時間を戻して遡る事(逆行)は出来ない。このスペカは対象となるものに時間の減速を一定時間だけかけることができ、相手より優位な状況に立ちやすくする性質を持つ。対霊夢&魔理沙戦では咲夜本人の性格が勝負を一気にかけてくるタイプでなく、慎重かつ確実な方を選ぶタイプであるため、そこを魔理沙に読まれてしまい、機転の仇となってしまった(23話より)。25話では逆に霊夢に加勢する形で発動。レミリアの最終攻撃に絶対的危機に陥っていた矢先、パチュリーですら諦めていた状況をこのスペカで減速させ、わずかな余裕を生じさせることで喰らいボム成立の布石を作り上げた。
「十六夜」という名のとおり、いざよう(なかなか進まない)という意味も込められており、「2回」発動されたということはまるで、今回の物語を比喩しているかのよう。
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火&土符「ラーヴァクロムレク」
 使用者:パチュリー・ノーレッジ(25話)
 分類:スペカ(弾幕:火、土)

ラーヴァ(Lava)とは火山岩、クロムレク(Cromlech)は環状列石を表す。まるでメテオのように炎と岩石の2種の弾幕が融合しあい、ひとつの物質となって飛散する。五行+日月(七曜)を得意とする彼女ならではのスペカ。火と土は五行における相生(そうしょう)の関係に位置し、元は「物が燃えればあとには灰が残り、灰は土に還る」ことから火によって生まれる土を意味する。互いが干渉しつつ攻撃対象に向かって展開していくため、回避は困難を極めるが、レミリアはその物質そのものを打ち消すことで対処した。余談だが五行の「土」には“植物の芽が地中から発芽する様子”が元となっていて、万物を育成・保護する性質を表す。史規の依頼に応え、彼の盾として発動されたのもそんな想いからだったのかもしれない。
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紅符「スカーレットシュート」
 使用者:レミリア・スカーレット(25話)
 分類:スペカ(弾幕:魔)

スカーレットの名の下に、紅い球弾を前方180度に向けて高速でぶつけるスペルカード。力だけで捻じ伏せるレミリアの性格を象徴しており、その軌道は至極真っ直ぐ。相手にとってみれば避けること自体は単純だが、パチュリーのラーヴァクロムレクに対抗する防御策として発動させたため、その効果は絶大。レミリアにとって攻撃は最大の防御なのである。
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神槍「スピア・ザ・グングニル」
 使用者:レミリア・スカーレット(25話)
 分類:スペカ(レーザー:魔、斬)

グングニルとは、北欧神話の主神オーディンが持つとされる槍の名称。“回避不能の必中の槍”ともいわれ、それが相手の運命を決定付けるかのよう。レミリアの代名詞であると同時に最大級のスペルカード。一見して物理攻撃のようだが、限りなく力を凝縮させた弾幕の集合体であり、もはや点ではなく線。その手に槍のように形成させたオーラを発現させ、超高速で投げつける。弾幕の軌道がまるで巨大な槍が伸びたかのように紅く煌きながら対象に向かって一直線に突き進むのだ。吸血鬼としての本来の力を解放させた際に発動することができ、使用しているときのレミリアの形相はまさに悪魔。回避不能の名のとおり、発生させてからは避けきることはほぼ皆無で、対処法は完全に防ぎきるしかなく、防御に助力したパチュリーですら諦めかけたほど。結果的には霊夢、パチュリー、咲夜、そしてボムを発動するために必要な史規の4人がいなければ対処できなかったほどの絶対的な強力さを持つ。レミリアを含め、まさに「運命」の名の下に集った5名がこの槍を前にして2部終焉を迎えた演出は作品屈指の鳥肌モノ。
もともとこの「スピア・ザ・グングニル」はレミリアの妹であるフランドール・スカーレットの所有する「レーヴァテイン」の対になるよう考案されたもの。肝心のフランドールは作中には一切登場しないのが残念だが、それもそのはず。地下にある図書館よりもさらに奥深くに普段は幽閉されているからだ。紅魔館全体が揺れるほどの激突が外部・内部にて同時多発に行われていたにも関わらず、そのとき図書館で本を整理していた小悪魔は一切その異変を感じ取ることができなかった(25話より)。立地的に図書館で音や、振動を全く感じることができなければ、さらに地下にいるフランドールにわかるはずもない。彼女からすればなんら変わらない「日常」で過ぎなかったものと想定できる。仮にこの異変に気付き、フランドールから何かあったかと問われれることがあれば、館内の彼女らは濁しつつも事情を説明するだろうが、そも問われることがなければ「なかったこと」にできるため、あえて彼女に伝わることもないだろう。
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神技「八方龍殺陣」
 使用者:博麗霊夢(25話)
 分類:喰らいボム(弾幕:結界)

はっぽうりゅうさつじん。第1部クライマックスで魅せた「鬼縛陣」の強化版で、その名のとおり龍をも殺すほどの威力はもはや人知を超える。場にいるものをただただ圧倒させ、対象となったレミリアはもとより、パチュリーまで昏倒させてしまうほど。八方とは八卦炉にある全方位を指し示しており、どの場所にいても被害は免れない。喰らいボムとして発動させたために、霊夢、咲夜、パチュリー、史規4人の「想い」がその霊撃となり、スピアザグングニルごと打ち破ったシーンは、感情面においても、レミリアのゲームに勝ったことの証明として描かれた。
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※通常ボムと喰らいボムとの違い
どちらも外来人(史規)を媒体に使うことは一緒で、完全に発動することでストックは1消費する(発動がなければ準備状態でも消費されない)。最大数は3であり、これまでに通常ボム、喰らいボムでそれぞれ消費しているため残1。決定的に違うのは使用した際に媒体となった外来人の霊力が奪われるか否か。喰らいボムとして成功した場合には、霊力を奪われることはなく使用者、媒体ともに事なきを得る。

 通常ボム → リスク小 : リターン大 : 霊力消耗大
 喰らいボム → リスク大 : リターン絶大 : 霊力消耗ゼロ

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面白いのはスペルカードの使用された回数。話数こそ7話分多い2部だったが、実は1部と同じ「7種類」という構成であったことに着目したい。そのうち不発で終わったのが1回、ボムとして発動されたのが1回という内容まで一致している(厳密には咲夜のプライベートスクウェアだけ2回使用されたので1回分多いが)。使用されたスペルカードこそ全て違うタイプのものだったとはいえ、この数奇な一致は無意識レベルで1部のデジャブを彷彿とさせる。しかし、そのほとんどが25話に集約されており(7種類中5つも!)、ここまで静寂を保ってきた紅魔館編のクライマックスを激的に彩り、過剰ともいえる流れで表現していた。この静から突如として一転し、まっしぐらに動へと移り変わり畳み掛けていく手法は流石だ。


2.レミリアの服装
「レトロスペクティブ東方」の作中では登場キャラクターの服装は独自のアレンジが施されており、原作とデザインがとても若干異なる。特にレミリアの衣装はかなり大胆で、ノースリーブだ。お嬢様の腋!である。そして、大きな翼を出せるように背中もクパァと広がっているのだ。クパァと。ハート型になっているのは彼女なりのオシャレであろうか。
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背中と腋の開き具合をみた諸君らはもうお気付きだろうか。高貴な彼女が召しているハズのあるものがないことに。

そう、ブラジャーである。

ブラジャー(通称ブラ)とは胸部に着用する下着で、乳房を支えることが基本目的である。また補正下着としても使用され、この場合、バストの形状を整形すると共に、形が崩れることを防ぐ目的があるとされる。レミリアは決して豊満なバストの持ち主ではないが、ほのかに膨らみを確認することができる。吸血鬼とはいえ年頃の女の子だ(500歳児だけど)、多少なりとも意識はあってもおかしくないのだが・・・。何故、彼女はそれを着けていないのだろうか?

・・・・・・・・・・・・・・。

否。「何故、着けていないのか?」と考えるのはこの際、野暮だ。
「着けていない」という真実だけをただ紳士らしく真摯に受け止めようじゃぁないか。

このままでは私のスピアザグングニルがスカーレットシュートである
察せ。


3.料理の腕前
史規の手料理はなかなかのもので、肉じゃがは咲夜やレミリアからも太鼓判をおされたほど(19話より)。また、博麗神社で厄介になっていた時も些細な恩返しとして、霊夢に「美味い物を食わせてやる」という約束のもと朝食をご馳走した(5話より)。咲夜が「日本食においては当分及びそうにない」と腰を低くしてまで、高い評価をくだしただけあり、お世辞だけとは度し難い。史規曰く、それでも霊夢の手料理の腕前には及ばないと自負していたため・・・
日本食においては
 霊夢 > 史規 > 咲夜 
の順に並ぶのであろう。っということは霊夢の和食は咲夜のそれをも上回るというわけだ。さすが世界一位。洋食においてはおそらく咲夜が圧倒的に上位なんだろうが、この三人・・・なるほど、どおりでヒロイン度数が高いわけだ。
グルメをメインとした題材や物語ならともかく、そうではないもので作中に食事風景を流すというのはあるようでなかなかない手法だ。そのかわり上手く演出として魅せることができれば、印象もそれだけ高くなる。ジブリ作品なんかでも食事風景の描写がよく使われており、強く記憶に残っている人も多いのでは?これは「食欲」が人間の持つ大きな欲のひとつであり、日常には欠かせない1シーンだからこそ。故に同調性もそれだけ高めることができるのだ。本作では、静止画ながら「音」とテキストで手短にしたことで、そこに説得力を持たせただけでなく(逆に長く語ってしまうとクドくなり、実際に美味いモノですら興醒めしてしまう)、「料理」そのものに作品の核心となる伏線を張り巡らせていたことで印象を強めることに成功したといえよう。
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ところでシャワーシーンとかこないんすかね


4.史規の治療
アリスに刺し違えられ、瀕死の重傷を負った史規は紅魔館へ運びこまれることとなった。そこで彼は数日に渡り治療を受ける(11話より)。実際に彼を治療したのはパチュリーと、咲夜の手によるものであったが、直接的な治療を施したのは咲夜の献身があってこそ。今にして思えば、レミリアの粋な計らいもあったのかもしれない(咲夜と史規の再会を察して)。
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かなりの深手を負っていた史規の傷跡をたった数日で、ほぼ完治に至らしめたのはパチュリーの魔法の効果であるとも咲夜は告げていたが(12話より)、そんなパチュリーの魔法にも限界がある。っというのも、彼女の魔法は「七曜の魔女」と呼ばれるだけあって、「火水木金土日月を操る程度の能力」に由来する。これは五行に日と月の二属性を加えたもので、どちらかというと属性魔法に分類される。精霊魔法とも言い、文字通り大自然に存在する精霊の力を借りて行使する力である。つまり、それらの自然の力を応用した治癒や回復などの魔法はある程度使えるものの、医学や薬に特化したような完全なる回復魔法は苦手とされる。証拠として、自分自身の喘息を治すことができないでいるからだ。とはいえ、そこは知識の量でカバーしており、史規の回復に大いに貢献。咲夜の治療にも一躍かったといえよう。そんな彼女は高貴なヘッドバットを仇として返され、機嫌を損ねてしまったのも無理はない。


5.ジャーナリズム
史規の前に現れた射命丸が自己紹介の際に発した言葉(20話より)。
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ジャーナリズム(Journalism)とは、日本以外において報道姿勢、報道活動、報道機関やその業界のことを総括した意味をもつ言葉である。報道における取材とは、報道対象の事実を確認する行為で、報道機関は原則として所属する記者の取材に基づく記事を報道するが、国外など遠隔地で発生した出来事は、通信社などの配信する記事によって報道する場合もある。今では「清く美しい」ジャーナリズムなど現在の日本でも、ほとんど見受けられずマスゴミと云われる始末。すでに幻想と化してしまったというブラックジョークか。
面白いことに舞台設定の年代とほぼ同時期(風神録前=2006年頃)にこちらでは朝日新聞創刊127周年を記念した「ジャーナリスト宣言。」というキャッチコピーを大々的に宣伝するも、わずか1年ほどで活動を自粛。世間から忘れ去られた。それと同時に幻想郷に姿を変えて渡り、射命丸のいうジャーナリズムになったという解釈もできなくもない。


6.咲夜の名前
前回のまとめ④でも「咲夜は日本人ではない?」と言及したが、実は設定上において「十六夜咲夜」という名前は彼女の本名ではない。その名付け親は何を隠そうレミリア本人なのだ。さらに幻想郷の生まれでもなく、レミリアともども紅魔館連中と同様に「幻想入り」を果たした人物であることも告げられている。
肝心の咲夜の真名(まな)こそ明かされてはいないが、夢の中での前の史規との会話(19話より)、そしてレミリアの告げる真相(26話)からある程度、みえてくるものがある。それらを紐付けしていこう。
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仮説「咲夜も元々は史規と同タイプの外来人」

本来、「幻想入り」とは我々の世界からこの幻想郷に神隠しによって迷い込んでしまうことを指すということは何度も説明してきた。咲夜の場合の「幻想入り」は史規の境遇とほぼ同じものであると仮定しよう。やはり同じくして、輪廻転生の途上として迷い込んだ魂が咲夜の元となる存在であったとすれば。名前も素性も思い出せず、行き着いた先が紅魔館であった。元のイメージからメイドだった仮初の記憶が今の咲夜を形成し続けているのか、それとも紅魔館に居座ることを決意してからメイドの仕事を覚えたのかは定かではないが、史規と決定的に違うことは「還る」ことを拒み、幻想郷の一員として残ることを選んだのだといえる。元々は同じ境遇の立場であったのに関わらず「何故彼は還る道を選んでしまうのか?」と咲夜は自問自答。そこから史規という存在を意識するようになり、わずかな固執を生んだと考える。レミリアに従者として立ち振る舞う彼女は言い換えてみればレミリアに依存した存在だ。

-同じ者同士ならわかりあえる

そう考えていた彼女だからこそ、レミリアからあえて離れようとする史規の真意が掴めずに戸惑う。そして離れていった彼を待っていた未来は無残な形となって、その結果と現実を彼女の記憶に刻み込まれてしまった。自分は「十六夜咲夜」という名を与えられ、紅魔館のメイド長としてこの幻想郷の住民として「生きて」いる。これは間違いなく「救済」と呼べるべき行いなのに、彼はナゼ・・・。

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少なからず、今回の一件でそんな迷いを断ち切りどこか吹っ切れることができた咲夜。レミリアのことをおそらく誰よりも慕う彼女だからこそ、主人の「ゲーム」に少しでも貢献できるよう完全で瀟洒に演じていたに違いない。余談だが「十六夜」という苗字は実在するのだが、この日本になんと一世帯しか存在しないというのもなんだか数奇な運命を感じて面白い。


7.美鈴と小悪魔
紅魔館のムードメーカーにして、どこか拍子抜けすらしてしまう存在の彼女達。しかし片や門番、片や図書館の司書と、役職としてはかなり重要そうなポジションをキープしている。紅魔館の連中は仲間意識が互いに強く、むしろ家族に近い同胞である。とはいえ彼女達がしっかり仕事をこなしているかというと、傍からみればやや疑問が残る。いくら仲良しとはいえ、不適切な人材をそのままにしておくというのもいかがなものだろうか?
そんな心配をよそに、意外にもパチュリーとレミリアはこの二人を信頼している素振りをみせているのだ。果たして何がそうさせるのか。そこに着目していこう。
今回、注目したいのはレミリアと霊夢の決着後の二人が駆けつけたシーンだ。直前には、ダンスホール内でスペルカードによる決闘が行われていたわけだが、弾幕の数々が室内のいたるところに飛び火したとすれば壁、扉、床、天井などのホールの一部が倒壊、あるいは火災がおきてもなんら不思議ではない。しかし室内は何事もなく無事であったことを考えると、紅魔館は強力な結界などでかなり頑丈にできていると想定できる。おそらく幽閉されているフランドール対策のためと考えられるし、その頑丈さはレミリアが半ば暴走しかけた状態で放たれた弾幕であっても平気だったことからも伺える。それを前提にした上で26話(前)をみてみると美鈴は一蹴りするだけで扉を軽々とブチ壊して侵入してきているのだ。単純に力だけでいえば、よもや吸血鬼であるレミリアをも超えるというのであろうか。そんな美鈴を今度は小悪魔が軽々と吹き飛ばしているのだ。もはや主人の面目丸つぶれである。力のバーゲンセールじゃないんだぞ。
このことから彼女らの潜在能力は非常に高く、日常においてはそれをただ出していないだけなのではないか? という見解に辿りつく。性格からしても片や妖怪らしくない、片や腐っているという有様だが、彼女達がもし「キレた」とき、世にも恐ろしいことが起きてしまうのかもしれない。そしてそんな彼女達の本当の強さを知っているからこそ、そこに信頼が生まれているのではないか。なかなかどうして吸血鬼が主なだけの館ではある。


「雅な時間」はまだもうちょっとだけ続くんじゃ。

Next Dream...




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by makky_cys | 2013-08-21 22:00 | レトスペ雅