雅な時間 Vol.4 (第4話「宣告」)
-雅と私、レトロスペクティブな時間- 第4回
マキー、マキはいらんかねー。マキ買うてんかぁ。
Makkyです。ここはレトスペ雅を紹介するカテゴリですぞ。
初見の方、詳細を知りたい方はコチラへどうぞ → http://cysmakky.exblog.jp/17382733/

レトロスペクティブ東方-雅-
第4話「宣告」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm19650629
※動画のネタバレを多大に含みます。
下記をお読みになる前に是非動画をご鑑賞ください。

今回の4話は前回のチルノとの邂逅~衝突のその後、チルノの回想シーンからはじまる。すでに史規達の一行はチルノをうまく言いくるめて後にし、元々の目的だった人里に向かったみたいだ。チルノの言い分を掻い摘むと、どうやら普段の悪戯とは違い、ちょっと訳ありのようだが・・・。そんな悔しがるチルノを陰で傍観していた七色の魔女が囁きかける。
「あなたはまだ負けていない」と・・・。

日の暮れそうな丘を背景に、目的地の人里に辿りついた史規ら。ここで霊夢の口から告げられたのは、ここを見せることで幻想郷が日本であり、日本でない。史規の住む世界と全くかけ離れた世界であることを知って欲しかったためであったと。百聞は一見に如かず。霊夢なりに「演出」してくれたのだろうが、それもチルノの襲撃により大番狂わせになってしまった。形はどうあれ、幻想郷とはいかなるところなのかはこれで十二分に史規も心と体で感じたことだろう。
出発する前に意気込んでいたこともあり、人里に到着するなり、ありったけに背負った薪を当初の予定がてら売りに奮闘する史規。だが売れない。キッパリ売れない。現実は非情である。それもそのはず、そもそも薪なんて売れるものではなかったのだ。薪を売りに行くという名目で人里に連れて行くことで、史規に不思議がられまいとした霊夢の彼女なりのTRICKだったのだ。かくいう私も騙された(雅な時間Vol.3参照)。
ど こ ま で も 手 間 の か か る こ と を 。
危うく新手の妖怪変化になりそうであったマッチ売りの少女ならぬ薪売りの青年、史規。ベストを尽くした結果がこれだよ。

もはや意固地になっていた史規に、手招きする老人が一人。何やら薪を買いとってくれるというではないか!まるで水を得たケン○ロウのようにほっこり。その薪は明日に繋がる薪、今日よりも明日なんじゃと。・・・いや言ってねぇけど。老人のあとをホイホイとついていく史規を尻目に霊夢はどこか怪訝そうであったが、その予感は的中する・・・。せっかく売り手が見つかったというのに、史規は「お金は要りません」と発言。これにはさすがの霊夢も苦笑い・・・をとおりこして「はぁ?!」である。アイエェ!ナンデッ?! そして事態は一変したのであった。

W A R N I N G !!
A TERROR PUPPET MARIONETTE
KA-E-RE-NA-I-YO
IS APPROACHING FAST.

?!
老人と少年は人形(ひとかた)だった。操っていたのは七色の魔女。最後に意味ありげなセリフを残し、次回へと続く。
「異変」とは。「願いを叶えて貰える」とは一体・・・。

今回の話は1話で霊夢との激しい戦闘を繰り広げることとなるアリスからの牽制であり挑発。と、同時に幻想入りした史規を容易く帰さないための警告、忠告という意味も含め、「宣告」としている。アリスからの宣戦布告というわけだ。
このへんでちょっと1~4話までにあった伏線を羅列してみよう。
薪
2話にて何に使うのだろう?と思っていたが、単純に人里での売りに出すためでなく、史規に人里へ赴かせるため(=幻想郷を知ってもらうため)の口実合わせの仕込であった。素直にここはそういうところと口で説明しても信じてくれそうにないと踏んだのか、数日間神社の厄介になっていた史規の性格を見抜いた上での霊夢の行動の現れだったのだろう。その場で空を飛んでみればよかったのに、そうしなかったのが逆にこの作品の面白さでもある。たかだか薪の扱いだけで伏線を引っ張ってこれるのだから。
獲物
チルノが散々口にした言葉。普通に考えれば、そのままの解釈なのだが、標的という意味はそのままに、チルノ側の意図は普段とは別にあるらしい。っというのもアリスの最後のセリフにあった「異変を解決すれば願いを叶えて貰える」がそれだ。3話でも「外来人を倒せば勝ち」と発言しており、外来人が幻想郷に迷い込むこと自体に何らかの意味を持っているのだろうか。チルノはそれを知った上で、行動に出た・・・というのがもっともらしい。っというのも彼女だからこそそれくらい単純でなければ(笑)彼女のブレイン代わりに暗躍するアリスとの共闘にも期待。
アリスの名前が「?」
1話~OPを鑑賞した人、東方を知っている方なら一目瞭然。確実にアリスなのだが、この回ではまだ名前は伏せてある。実は1話でも「アリス」という名前はまだ出てきていなかったことにお気付きだろうか。忘れていた人は念のため1話を見直してくるといいかもしれない。これまでの本編の流れからして、第二者~第三者から名前を呼ばれない、もしくは自ら名乗らない限りは「?」のままなのだろう。2話での霊夢の禊シーンなんかでも最初は「女の子」表記であったことにも注目。つまりこの「?」はその名前を明かすこと自体に大したネタバレ要素を含まず、作品の演出として手法されているということだ。事実、こうしたことでアリスにミステリアスな雰囲気が濃厚に漂っている。
後日、作者の口から名前表記の「?」の意図について解説があった。これは単純に語り部でもある主人公、史規に名前が伝わったかどうかのタイミングで「?」が解除されるそうだ。なるほどなー。
キャラクターではいよいよアリスが登場。まるで黒幕のように立ち振る舞う彼女の真意は如何に。シルエット演出によるモブキャラも今後は続々とありそうだ。
アリス
・溢れ出るラスボス臭
・カリスマ×アリス・マーガトロイド=アリスマ!
・ただ人形を動かすだけなら相当な距離の遠隔操作も可能か
チルノ
・(><)
・名前を覚えることができました
・リベンジに向け第2ラウンドへ
霊夢
・勘の良さは折り紙つき
・意地っ張りにはとことん譲らない
史規
・妖怪マキコウテンカ
・霊夢も呆れるほどのお人好し
・身体能力から25~27歳前後なイメージ
次回は5話「約束」。
マキー、マキはいらんかねー。マキ買うてんかぁ。
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レトロスペクティブ東方-雅-
第4話「宣告」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm19650629
※動画のネタバレを多大に含みます。
下記をお読みになる前に是非動画をご鑑賞ください。

今回の4話は前回のチルノとの邂逅~衝突のその後、チルノの回想シーンからはじまる。すでに史規達の一行はチルノをうまく言いくるめて後にし、元々の目的だった人里に向かったみたいだ。チルノの言い分を掻い摘むと、どうやら普段の悪戯とは違い、ちょっと訳ありのようだが・・・。そんな悔しがるチルノを陰で傍観していた七色の魔女が囁きかける。
「あなたはまだ負けていない」と・・・。

日の暮れそうな丘を背景に、目的地の人里に辿りついた史規ら。ここで霊夢の口から告げられたのは、ここを見せることで幻想郷が日本であり、日本でない。史規の住む世界と全くかけ離れた世界であることを知って欲しかったためであったと。百聞は一見に如かず。霊夢なりに「演出」してくれたのだろうが、それもチルノの襲撃により大番狂わせになってしまった。形はどうあれ、幻想郷とはいかなるところなのかはこれで十二分に史規も心と体で感じたことだろう。
出発する前に意気込んでいたこともあり、人里に到着するなり、ありったけに背負った薪を当初の予定がてら売りに奮闘する史規。だが売れない。キッパリ売れない。現実は非情である。それもそのはず、そもそも薪なんて売れるものではなかったのだ。薪を売りに行くという名目で人里に連れて行くことで、史規に不思議がられまいとした霊夢の彼女なりのTRICKだったのだ。かくいう私も騙された(雅な時間Vol.3参照)。
ど こ ま で も 手 間 の か か る こ と を 。
危うく新手の妖怪変化になりそうであったマッチ売りの少女ならぬ薪売りの青年、史規。ベストを尽くした結果がこれだよ。

もはや意固地になっていた史規に、手招きする老人が一人。何やら薪を買いとってくれるというではないか!

W A R N I N G !!
A TERROR PUPPET MARIONETTE
KA-E-RE-NA-I-YO
IS APPROACHING FAST.

?!
老人と少年は人形(ひとかた)だった。操っていたのは七色の魔女。最後に意味ありげなセリフを残し、次回へと続く。
「異変」とは。「願いを叶えて貰える」とは一体・・・。

今回の話は1話で霊夢との激しい戦闘を繰り広げることとなるアリスからの牽制であり挑発。と、同時に幻想入りした史規を容易く帰さないための警告、忠告という意味も含め、「宣告」としている。アリスからの宣戦布告というわけだ。
このへんでちょっと1~4話までにあった伏線を羅列してみよう。
薪
2話にて何に使うのだろう?と思っていたが、単純に人里での売りに出すためでなく、史規に人里へ赴かせるため(=幻想郷を知ってもらうため)の口実合わせの仕込であった。素直にここはそういうところと口で説明しても信じてくれそうにないと踏んだのか、数日間神社の厄介になっていた史規の性格を見抜いた上での霊夢の行動の現れだったのだろう。その場で空を飛んでみればよかったのに、そうしなかったのが逆にこの作品の面白さでもある。たかだか薪の扱いだけで伏線を引っ張ってこれるのだから。
獲物
チルノが散々口にした言葉。普通に考えれば、そのままの解釈なのだが、標的という意味はそのままに、チルノ側の意図は普段とは別にあるらしい。っというのもアリスの最後のセリフにあった「異変を解決すれば願いを叶えて貰える」がそれだ。3話でも「外来人を倒せば勝ち」と発言しており、外来人が幻想郷に迷い込むこと自体に何らかの意味を持っているのだろうか。チルノはそれを知った上で、行動に出た・・・というのがもっともらしい。っというのも彼女だからこそそれくらい単純でなければ(笑)彼女のブレイン代わりに暗躍するアリスとの共闘にも期待。
アリスの名前が「?」
1話~OPを鑑賞した人、東方を知っている方なら一目瞭然。確実にアリスなのだが、この回ではまだ名前は伏せてある。実は1話でも「アリス」という名前はまだ出てきていなかったことにお気付きだろうか。忘れていた人は念のため1話を見直してくるといいかもしれない。これまでの本編の流れからして、第二者~第三者から名前を呼ばれない、もしくは自ら名乗らない限りは「?」のままなのだろう。2話での霊夢の禊シーンなんかでも最初は「女の子」表記であったことにも注目。つまりこの「?」はその名前を明かすこと自体に大したネタバレ要素を含まず、作品の演出として手法されているということだ。事実、こうしたことでアリスにミステリアスな雰囲気が濃厚に漂っている。
後日、作者の口から名前表記の「?」の意図について解説があった。これは単純に語り部でもある主人公、史規に名前が伝わったかどうかのタイミングで「?」が解除されるそうだ。なるほどなー。
キャラクターではいよいよアリスが登場。まるで黒幕のように立ち振る舞う彼女の真意は如何に。シルエット演出によるモブキャラも今後は続々とありそうだ。
アリス
・溢れ出るラスボス臭
・カリスマ×アリス・マーガトロイド=アリスマ!
・ただ人形を動かすだけなら相当な距離の遠隔操作も可能か
チルノ
・(><)
・名前を覚えることができました
・リベンジに向け第2ラウンドへ
霊夢
・勘の良さは折り紙つき
・意地っ張りにはとことん譲らない
史規
・妖怪マキコウテンカ
・霊夢も呆れるほどのお人好し
・身体能力から25~27歳前後なイメージ
次回は5話「約束」。
2012年最後の投稿となる。見逃すな!
by makky_cys
| 2012-12-27 10:21
| レトスペ雅